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ズッキーニの花のフリット

揚げたてをそのまま味わう、ズッキーニの花のビール衣フリット。

分量: 4 調理時間 20 分 その他
ヴィーガン含まれるアレルギー物質: グルテン
ラベルは材料から自動的に判定されており、誤りが含まれる場合があります。気になる方はパッケージをご確認ください。

材料

  • 16 個 ズッキーニの花
  • 125 g 小麦粉
  • 220 ml ビール
  • 1 大さじ オリーブオイル
  • 10 g 塩
  • サラダ油 揚げ油として、お好みの量

作り方

  1. 花の中心のめしべ、茎、先端を取り除きます。たっぷりの水で丁寧に洗い、よく水気を切ります。

  2. 小麦粉をボウルにふるい入れ、ビールを加えて泡立て器でなめらかになるまで混ぜます。

  3. 生地にオリーブオイルと塩を加え、なめらかで均一な衣になるまで混ぜ合わせます。

  4. 揚げ物に十分な量のサラダ油を鍋に入れ、170℃を目安に熱します。

  5. ズッキーニの花を衣にくぐらせ、熱した油にそっと入れます。

  6. 全体がきつね色になるまで揚げます。

  7. キッチンペーパーを敷いた皿に取り出して余分な油を切り、熱いうちに盛り付けます。

変更点

揚げ油はピーナッツ油からサラダ油に置き換えサラダ油、揚げ油の温度は170℃と明記しました。

ズッキーニの花、それ自体には味らしい味はありません。薄いうぐいす色の皮に、ほんの少し青臭さが残る程度。だからこの料理の主役は実は花ではなく、衣です。ビールで溶いた薄い衣が、高温の油の中で一瞬にして軽い殻になる、その対比を食べる料理だと考えてください。

成否を分けるのは二つだけです。ひとつは衣の作り方。小麦粉とビールを混ぜすぎると、小麦粉のグルテンが育ってしまい、揚げたときに硬く、パンのような衣になります。なめらかになったら、それ以上は触らない。泡立て器で「混ぜ切る」のではなく「結びつける」くらいの気持ちでいいです。ビールの炭酸と小麦粉の間にほどほどの隙間を残しておくことが、揚げたときの軽さにつながります。

もうひとつは油の温度です。170℃というのは、入れた瞬間に衣の表面からじわっと細かい泡が立ち、沈まずにすぐ浮いてくる温度の目安だと思ってください。油が冷たいと、花が油を吸い込んでべたつき、衣より先に油が花の中に染み込んでしまいます。逆に熱すぎると、衣の外側だけ先にきつね色になって、中の生の小麦粉の味が残ります。温度計がなければ、衣をひとしずく落として、沈まずに表面で踊るかどうかで判断してください。

花は16個とありますが、花びらは薄く、水を吸うとすぐにしんなりして破れます。洗ったらしっかり水気を切る、これは衛生のためだけでなく、水滴が残ったまま衣につけると油はねの原因になり、花自体もべちゃっとした仕上がりになるからです。

材料を順番に見ていきます。まずズッキーニの花。中心のめしべと茎、先端のしぼんだ部分を取り除くのは、見た目のためだけでなく、めしべの部分は苦みが強く、茎は繊維質で油を吸いやすいからです。花が手に入らない季節や場所なら、同じ考え方で、薄い皮を持つ野菜なら応用できます。ただしズッキーニの花特有の、花びらの薄さと中の空洞という構造が軽さの理由なので、完全な代用品はないと思ってください。これは試したことがないので、こうだろうという推測にとどめます。

小麦粉は125グラム。ふるい入れるのは、だまを作らずビールとすぐなじませるためです。ふるわずに混ぜると、だまを潰そうとしてつい混ぜすぎてしまい、先ほど言ったグルテンの問題が起きます。強力粉を使う人がいますが、これは勧めません。強力粉はグルテンが多く、軽い衣には向きません。薄力粉、あるいは薄力粉と片栗粉を半々にすると、より軽くなるという考え方もありますが、これはこのレシピの範囲を超えます。

ビール220ミリリットルは、水ではなく炭酸と少しの苦みを衣に加えるためのものです。炭酸の泡が生地の中に細かい空気の層を作り、揚げたときにそこが膨らんで軽さを生みます。水で代用すると、この空気の層がない分、重たい衣になります。もし代えるなら、炭酸水に少しの酢かレモン汁を足したものが、仕組みとしては近いです。ビールの種類は、苦みの強すぎない軽いものを選んでください。黒ビールのような濃いものは、花の繊細さに合いません。

オリーブオイル大さじ1は、衣に少しのコクと、仕上がりの艶を与えます。これがないと衣が乾いた印象になりやすいです。オリーブオイルがなければ、同量の他の植物油で構いません。ここは香りの違いが出るだけで、仕組みそのものは変わりません。

塩10グラムは、衣そのものの下味です。揚げたあとに花の上から塩を振る人もいますが、それだと表面だけ塩辛く、中は味がしないということが起きやすい。衣に混ぜ込んでおけば、揚げている間に全体に均一に行き渡ります。

揚げ油の量は「お好みの量」とありますが、これは目分量でいいという意味ではなく、花が油の中で完全に浮いて泳げるだけの深さが必要だという意味です。油が浅いと、花の片面しか揚がらず、ひっくり返す手間と油はねの両方が増えます。揚げたあとキッチンペーパーの上に取るのは、余分な油を切るためですが、ここで辛抱が要ります。熱いうちに食べたい気持ちは分かりますが、紙の上で十数秒置くだけで、油っぽさはかなり変わります。急がず、でも長く置きすぎず、熱いうちに出す。これだけの料理に見えて、実は待つ時間の加減が味を決めます。

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