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三種のチョコレートムース

ダークチョコレート、ジャンドゥーヤ、ホワイトチョコレートの3層からなる、なめらかなチョコレートムース。

分量: 6 デザート
含まれるアレルギー物質: 乳成分, 卵
ラベルは材料から自動的に判定されており、誤りが含まれる場合があります。気になる方はパッケージをご確認ください。

材料

作り方

  1. 鍋で牛乳を温めます。

  2. 卵黄と砂糖200gを、なめらかになるまで混ぜ合わせます。

  3. 混ぜた卵黄を熱い牛乳に加え、絶えずかき混ぜながらクリーム状になるまで煮ます。

  4. 冷水で戻したゼラチンの水気を絞り、クリームに加えてよく混ぜます。

  5. 3種類のチョコレートをそれぞれ別のボウルに入れ、熱いクリームを等分に分けます。

  6. 各混合物をなめらかになるまで混ぜます。

  7. クリームが固まるまで冷やします。

  8. 生クリームと砂糖30gを泡立て、3等分します。

  9. 泡立てた生クリームを各チョコレートクリームに優しく合わせます。

  10. ダークチョコレートムースの最初の層を器に入れます。

  11. 冷蔵庫で5分冷やします。

    5 分
  12. ジャンドゥーヤチョコレートムースの層を重ねます。

  13. 冷蔵庫で固まるまで冷やします。

  14. ホワイトチョコレートムースの層で仕上げます。

  15. 提供するまで冷蔵庫で保管します。

これはクレーム・アングレーズの応用です。卵黄と砂糖と牛乳を火にかけて軽いとろみをつけ、そこにゼラチンを溶かし、三種のチョコレートに分けて混ぜ、最後に泡立てた生クリームで軽さを足す。土台の作り方は一つ、味の表情だけを三回変える。これが分かれば「三層ムース」はもう難しい料理ではありません。

成否を分けるのは二つの温度管理です。まず牛乳と卵黄を合わせたあとの加熱。ここで沸騰させると卵黄が固まって、なめらかなクリームではなく甘い炒り卵になります。鍋肌から小さな泡が立つ手前、湯気がしっかり立つくらいで止め、へらで鍋底をなぞった跡がすっと消えずに残るようになったら火を引きます。目安の時間は書けません。火力も鍋の厚みも家庭ごとに違うからです。見て、触って判断してください。

もう一つはチョコレートに熱いクリームを注ぐ瞬間。ここで「とにかく手早く混ぜれば大丈夫」と思う人がいます。でも違います。急いでぐるぐる混ぜると空気を巻き込んで分離の原因になります。中心から少しずつ、小さな円を描くように混ぜ、つやが出てから外側へ広げていく。これは手順ではなく、脂肪分と水分を無理なく結びつけるための物理です。

三種のチョコレートは脂肪分も糖分も違うので、同じ重さの熱いクリームを注いでも、固まる速さが違います。ダークが先に固まり、ホワイトが一番やわらかいまま残りやすい。だから層を重ねる順番にも意味があります。先に入れるものほど自立できる硬さが必要で、ホワイトは最後、仕上げに乗せるだけでいい。

チョコレートは三種それぞれの役割があります。ダークは苦味と骨格、ジャンドゥーヤはヘーゼルナッツの油分でコクを足す中間層、ホワイトはほぼ乳脂肪とカカオバターの塊で、一番繊細で溶けやすい。もし種類を減らしたいなら、ダークとホワイトの二層でも十分成立します。ジャンドゥーヤが手に入らなければ、ダークチョコレートにヘーゼルナッツペーストを少量加えて近づけることはできますが、これは私が試したことではないので、保証はしません。

牛乳は全乳を使ってください。低脂肪乳だとクレーム・アングレーズがゆるくなり、ゼラチンに頼りすぎることになります。ゼラチンの量に幅があるのは、冷蔵庫でしっかり切り分けたいか、スプーンですくう柔らかさで出したいかによる調整です。多く使えば確実に層は保てますが、口どけは重くなる。家庭の冷蔵庫は業務用より温度が不安定なので、少し多め、20gに寄せておくほうが失敗は少ないです。

卵黄8個というのは、決して贅沢のためではありません。乳化と保形、そしてコクを同時に卵黄だけで担わせているからです。黄身が薄い、あるいは卵が小さい季節は9個に増やしてもいいでしょう。

生クリームは乳脂肪分35%以上のものを選んでください。それ以下だと泡立てても角が立たず、チョコレートクリームと合わせた途端にだれてしまいます。泡立てる砂糖30gは甘さのためというより、気泡を安定させるためのものです。八分立て、つまりすくうとゆっくり流れ落ちるくらいで止めてください。固く泡立てすぎると、チョコレートクリームに混ぜる段階で分離した粒々が出ます。

バニラビーンズは半分だけ使います。これは牛乳を温める段階で鞘ごと割り入れて香りを移し、こす工程で取り除く前提の分量です。手に入らなければバニラエクストラクトで代用できますが、量は少量で十分です。香りを足すものであって、味の骨格ではないからです。

層を重ねる間の「冷蔵庫で5分」と「固まるまで」という書き分けには理由があります。ダークとジャンドゥーヤの層の間はごく短い冷却で足りる。表面が軽く膜を張るだけで、次の層を注いでも混ざらないからです。でもジャンドゥーヤとホワイトの間はしっかり固めないと、ホワイトの軽い層が沈んで境目が崩れます。ここは辛抱です。急いで層を重ねると、きれいな三色ではなく、まだらな一色になってしまいます。見た目の美しさは、味とは別に、待つことへの報酬だと思ってください。

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