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ピスタチオチーズケーキ

ピスタチオの濃厚なクリームを使った、なめらかなチーズケーキです。

分量: 6 デザート
含まれるアレルギー物質: グルテン, 乳成分, ナッツ
ラベルは材料から自動的に判定されており、誤りが含まれる場合があります。気になる方はパッケージをご確認ください。

材料

作り方

  1. クラッカーをブレンダーで細かく砕き、溶かしたバターと混ぜ合わせます。直径22cmの型にオーブンシートを敷き、生地を入れてスプーンで均等にならします。

  2. 型を冷蔵庫に入れて冷やします。

  3. ピスタチオを沸騰したお湯で茹でます。

    10 分
  4. 茹でたピスタチオをざるにあげ、キッチンタオルの上でこすって薄皮を取り除きます。ブレンダーに移し、粉糖と一緒に濃厚でなめらかなクリーム状になるまで砕きます。

  5. 弱火でバター30gと牛乳、刻んだホワイトチョコレートを溶かします。ピスタチオクリームを加えてなめらかになるまで混ぜます。容器に移して冷まします。

  6. ゼラチンを冷水に浸し、柔らかくなったら水気を絞り、温めた生クリーム50gに溶かします。

  7. 大きなボウルでクリームチーズとリコッタチーズを電動ミキサーで混ぜ、冷ましたピスタチオクリームを加えてよく混ぜ合わせます。

  8. 残りの生クリームを泡立て、クリームに優しく混ぜ込みます。生クリームに溶かしたゼラチンを加えて混ぜます。

  9. できあがったクリームを土台の上にのせ、ヘラで均等にならします。

  10. 冷蔵庫で少なくとも3時間冷やします。

    180 分
  11. お好みでピスタチオクラムを飾って仕上げます。

これは焼かないチーズケーキです。土台はクラッカーとバターだけ、冷蔵庫で固める。火を使うのは土台のバターを溶かす一瞬と、ホワイトチョコレートを牛乳とバターで溶かす一瞬だけ。成否を分けるのは温度管理ではなく、冷やす時間への辛抱と、ピスタチオクリームをちゃんと冷ましてから混ぜることです。

「このケーキはオーブンがなくても作れます」とよく言われます。本当です。でも「冷蔵庫に入れればすぐ固まる」と思っている人がいます。違います。ゼラチンは冷えればいいというものではなく、全体が均一に冷えるまで時間がかかります。3時間はあくまで下限で、型の厚みや冷蔵庫の性能で変わります。中心を指で軽く押して、しっかり弾力があればできあがりです。

ピスタチオの皮を剥く工程を「面倒だから省略していい」と思う人もいます。違います。薄皮にはえぐみがあり、これを残すとクリームの色がくすみ、香りも濁ります。茹でた直後にタオルでこすり落とす、このひと手間が色と香りを決めます。

もう一つの分岐点は、ピスタチオクリームを完全に冷ましてからクリームチーズと合わせることです。熱いまま加えると、クリームチーズのなめらかさが崩れ、ゼラチンも早く反応しすぎて食感がざらつきます。急がず、容器ごと冷めるのを待つ。これも辛抱です。

クラッカーとバターの比率は、土台が「崩れずに、でも石のように硬くならない」ための経済的な解決です。クラッカー200gに対しバター120g。油脂が多すぎると冷えて固まりすぎ、スプーンで割れてしまう。少なすぎると型から出したときにぼろぼろ崩れる。手で押したときにしっとりまとまる感触が目安です。クラッカーがなければ、乾いたビスケット系なら何でも応用できます。甘みと塩気の強さだけ見て、バターの量を調整してください。

ピスタチオは生でも炒ったものでも使えますが、ここでは茹でて薄皮を取る方法が指定されています。茹でる理由は、皮を柔らかくして手でこすり落とせるようにするためで、炒って皮を取る方法よりも色が鮮やかな緑に仕上がります。薄皮を残したまま砕くと、クリームが茶色がかった緑になり、えぐみも残る。これは好みの問題ではなく、化学的な渋みの問題です。

ホワイトチョコレートとバター30g、牛乳50gを弱火で溶かす工程は、チョコレートを焦がさないための組み合わせです。チョコレートだけを直火にかけると分離しやすいので、牛乳とバターの油脂・水分がクッションになります。「焦げる」とは糖とタンパク質が高温で変質して苦味が出ることで、これは弱火でゆっくり溶かせば起きません。鍋底がふつふつ泡立つ程度の温度を超えないように、絶えず混ぜながら様子を見てください。

ゼラチンは冷水で戻してから水気を絞り、温めた生クリームに溶かします。冷たいままの生クリームに加えても溶けきらず、粒が残ります。かといって沸騰させる必要はまったくなく、ゼラチンが溶けるのは60度程度で十分です。指を入れて熱いと感じる程度の温かさで足ります。ゼラチンがなければ寒天でも代用はできますが、寒天は常温でも固まる性質があるので、混ぜる作業全体のスピードを上げる必要があります。

クリームチーズとリコッタの組み合わせは、濃厚さと軽さのバランスを取るためのものです。クリームチーズだけだと重く、リコッタだけだと緩い。もしリコッタが手に入らなければ、水切りヨーグルトで似たような軽さと酸味を出せますが、その場合は甘みを少し足したほうが釣り合います。

泡立てた生クリームをクリームに「優しく混ぜ込む」というのは、泡を潰さないためです。力任せに混ぜると空気が抜けて、仕上がりが重く密になります。ゴムベラで底からすくい上げるように、大きく少ない回数で混ぜる。これは技術というより、慌てないことの話です。土台から仕上げまで、このケーキはどの工程も難しくありません。ただ、待つことを惜しまないかどうかだけが問われます。

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